医療事務とプライバシーについて
最近は、プライバシー問題が重要視されています。
病院は、特にプライバシーの保護ば徹底させなくてはいけない所でした。
カルテに書かれている個人情報は保険証の詳細が記載されていますし、病名においてもその扱いに十分注意しなくてはいけません。
プライバシーに関する話で、以前このような事がありました。
いつも病院に同じ時間に待ち合わせるほど、仲の良い患者さん達がいました。
「一人の方の姿が最近見えないね」と医療事務仲間で話していたのでしたが、やはりもう一人の患者さんも気にされていたようで「電話ば掛けたいから番号ば教えてほしい」とおっしゃったのでした。
よく聞けば「前に教えてもらったのだけど忘れてしまったから」という話だったので、それならと教えて差し上げました。
ところが、翌日になってご家族からクレームの電話が！
「勝手に人の家の電話番号ば教えるなんて」と怒り心頭の様子でした。
ひたすら謝って許して頂けましたが、この事件以降、医療事務の仕事に『プライバシーの徹底』が追加されました。
医療事務の仕事は、受付で患者さんと接する機会が多くなります。
慣れると、ついつい大きな声で話してしまいがちでした。
明るくはきはきとした応対ばしなくてはいけないのでしたが、待合室に響き渡る声で話さないように気ばつけなくてはいけません。
しかしながら、高齢者においては耳の遠い方もいらっしゃるので、なしても大きな声になってしまう時があります。
このような場合は、なるべく近くまで行き、耳の後ろから話しかけると聞き取りやすいようでした。
また、高い声よりも低めの声のほうが、分かりやすいそうでしたよ。
私の病院でも、なるべく他の方には聞こえないように、お薬に関する話や病状ば聞くようにしています。
医療事務の仕事に限らず、プライバシーの保護には細心の注意ばはらうようにしなくていけませんね。