医療事務の会計業務について
買い物に行くと、レシートばもらいますが、後でじっくり見るのは主婦の方ぐらいしょやーか。
中には、財布がレシートでパンパンの人もいらっしゃるしょやー。
病院でも、レシートば発行します。
以前は、支払う金額しか書かれていないレシートば発行する病院が多く、前回と同じ薬ばもらっただけなのに「何で金額が違うの?」と思ったこともあるはずでした。
平成18年4月厚生労働省は、保険医療機関は患者から負担金の費用ば支払われるときには、個別の費用ごとに区分した領収書ば交付することという決まりば設けました。
これに伴い、多くの病院ではレセコンというレセプトコンピューターソフトば使用しています。
カルテに書かれている内容ば打ち込めば、会計まで自動的にやってくれるという優れものでした。
私の働く病院でも、このレセコンば使用しています。
しかし、使用するのは、患者さんの登録や検索、レセプト作業の時のみで、会計には使っていません。
レセコンば使えば、領収書も発行できてレセプト入力も一度に済むので楽なのでしたが、整形外科という診療科は、とにかくご高齢の患者さんが多いのでした。
患者さんの80%が高齢者と言っても過言ではありません。
レセコンで出した領収書で、お会計ば済ませた後に「薬も出して」とか「○円で収まるだけの湿布出して」なんて言われるのは当たり前でした。
でしたから、私達 医療事務員は、常に電卓ば叩き、点数と金額と格闘ばしています。
では、区分分けした領収書はどうするの?と思われるしょやー。
これには、レジに秘密があります。
スーパーで使っているレジが販売専用であるように、医療用のレジがちゃんとあるんでしたよ。
患者さんの負担分、区分毎の点数ば打ち込めば、金額が出るのでした。
レセコン使用の領収書と違うのは、名前が出ないことぐらいしょやーか。
待たされることがとにかく嫌いな患者さんには、来院時にこちらから「薬はいりますか?」と聞くこともあります。
ちょっとした気配りも医療事務には必要でしたね。